「プログラムの処理の流れをどのようにして考えるの?」
「if文、switch文の使い方を知りたい」
この記事は、そんな疑問を持つ方に向けて書いています。
フローチャートを使って条件分岐を可視化することで、わかりやすく簡単に理解できるようになっています!
処理の可視化
プログラムを書く際に、どのような手順で書くのかを目で見ることは、
コードを書いているときに自分はどの部分を書いているのかが明確にわかるので、
処理の流れを捉えやすくなります。
その時に使われる一般的なものとして、
「フローチャート」
が挙げられます。
こちらはフローチャートの例です。
それでは、フローチャートの構成要素について説明します。
名称 | 内容 | 特徴 |
端子 | 始まりと終わり | 角が丸い四角形 |
処理 | 何らかの処理を表す | 長方形 |
判断 | 条件が提示され分岐する | 菱形(ひし形) |
矢印 | 処理の流れを表す | →矢印 |
これら4つの要素を組み合わせることで、実行したい内容を構成していきます。
「判断」記号を使うことによって、条件分岐を表すことができます。
その時に使う「if」文を紹介していきます。
if文
「if」文は以下のように処理をします。
if(条件A){
//条件Aがtrueの時に実行する処理を書く
}
「条件A」がtrueの時に、{}カッコ内の処理を実行します。
フローチャートは以下のように書きます。
「else」を使うことで、falseの時にも、処理を実行することができます。
if(条件A){
//条件Aがtrueの時に実行する処理Bを書く
}else{
//条件Aがfalseの時に実行する処理Cを書く
}
また、「else if」を使うことで、条件をさらに細かくして、処理を何個も分ける方法があります。
if(条件A){
//条件Aがtrueの時に実行する処理Wを書く
}else if(条件B){
//条件Bがtrueの時に実行する処理Xを書く
}else if(条件C){
//条件Cがtrueの時に実行する処理Yを書く
}else{
//条件の全てに対してfalseの時に実行する処理Zを書く
}
switch文
「else if」をたくさん使っていくと、文章が長くなって見にくくなっていきます。
そこで使うのが「switch」文になります。
もし何かしらの変数の値が、Aのとき、Bのとき、Cのとき、、、、と場合わけしたい時に使えます。
switch(条件分岐させるための変数){
case A:
//変数の値がAの時に実行する処理を書く
break;
case B:
//変数の値がBの時に実行する処理を書く
break;
case C:
//変数の値がCの時に実行する処理を書く
break;
}
上のコードに書かれてある「break;」は、「処理をそのcaseを実行したら終了する。」というコマンドです。
これがないと、case Aで処理を行った時に、case B、case Cの処理まで行ってしまうことになります。
フローチャートは、「else if」を使ったときと変わらないため、割愛させていただきます。
まとめ
本記事は、プログラムを書く際に、処理の流れを可視化するための「フローチャート」と、
その条件分岐を実現させるための関数「if」文、「switch」文を紹介しました!
次は繰り返し処理について解説しますのでよければこちらもご覧ください。