「c言語はどんな場面で使われているの?」
「c言語って聞いたことあるけど何なの?」
初めてC言語に触れる方はこのような疑問を持つかと思います。
そこで、c言語の歴史を振り返り、他の言語と違う特徴について解説していきます。
C言語の歴史
1972年頃にDennis M. RitchieがB言語の後継として、C言語を作りました。
当時はUNIXと呼ばれるOS(オペレーティングシステム)を移植するために作られました。
その後、UNIXのみならず、様々な大型コンピュータやパーソナルコンピュータに普及していきました。
また1983年に、「C++」(シープラスプラス)と呼ばれる言語がオブジェクト指向を追加したものとして開発されました。
オブジェクト指向とは、、、
プログラムを設計するときの考え方の一つ。
関連するデータと処理する手順を、オブジェクトと呼ばれる一つのまとまりとして定義して、オブジェクトを組み合わせていくことによりシステム全体を構築していく手法。
pythonやPHP、Rudy等のプログラミング言語や、WindowsやLinux等のOSを作る時にも使用されました。
(私はC言語を学んでからpythonも学習したのですが、共通点があって比較的すんなりと理解していくことができました!)
オランダのTIOBE softwareが出している2021年9月現在のプログラミング言語ランキングがこちらになります。
C言語が1位でpythonが2位と続いています。
(詳しい順位を見たい方は上記リンクをクリックすれば、TIOBEのホームページに行けます。)
これからわかるように、C言語は今でもよく使われる言語の1つであることがわかります。
ちなみにですが、「C#」(シーシャープ)はC言語から派生されたものではなく、「C++」と「Java」から派生されたものです。
また、「C#」での有名な使われているものは、ゲーム開発エンジンの「Unity」があります。
C言語の特徴
C言語は「手続き型言語」と呼ばれる上から順に実行されるものを記述していく型なので、
「構造が見やすい」という特徴があります。
また、「様々な環境で実行ができる」という点があります。
さらに、他言語に比べて、「処理が高速」であることが特徴として挙げられます。
C言語でできること
C言語は、OSと深く関わりがあるため、システムの組み込みや、IoTと呼ばれる分野において使用されることが多いです。
先ほど述べたように、「Windows」や「Linux」といったOSを作ることもできます。
他にもよく言われているのが、ロボットなどの電子機器を制御するソフトウェアを作る際に使われています。
まとめ
今回はC言語について紹介しました。
C言語はかなり昔に開発されたものですが、今もなお使われています。
また、IoTやOSといったコンピュータの根本といった部分で活躍しています。
次回は、C言語の環境構築について説明していくので、ぜひこちらもご覧ください。